【望月英の「今から始める!」洋ゲーガイド(11)】『Civ6』で重要な、お金と戦争の話
文明の発展を競い合うゲーム『シヴィライゼーション6』の序盤を左右する、重要なリソースとは? 自国の首都が発展したら次に打つべき手は……? 洋ゲーに詳しい声優、望月英さんが解説します。
語れば語るほど語ることが増えていく「Civ」

皆さんこんにちは! 望月英でございます。当初1回で語りきるはずだった『シヴィライゼーション6』(以下、Civ6)、3回目に突入しております……。なぜかって?
見出しの通りです!「コレは絶対書かなきゃだけど、前提としてまずコレ書かなきゃな……あれ? ならココもじゃん」と、語らなきゃいけないことがどんどん増えていくんですよ!
というわけで今回は、前回からお話している「リソース」のなかでも、どの勝利条件を狙う際にも必要なものについてお話します!
どのような時でも先立つものは必要、つまり…?
前回の記事で紹介した通り、どの勝利に向かうにも必要不可欠なリソース……それは、お金!つまり「ゴールド」です。
『Civ6』においてのゴールドは、建造物やユニットの維持に必要なほか、他文明との交渉の際、不平等なものを要求する際に不足分をゴールドでまかなうことができます。
また、大量に要求されますが、通常なら生産力によってターン数が必要となる建造物やユニットを、「即座に」生産することも可能です。都市を迅速に発展させられるほか、他文明や蛮族が都市に攻め込んできた際、急いで軍事ユニットを生産して防衛線を引くなど、どんな局面や状況においても、あると便利この上ないリソースなのです。
ゴールドは主に、商業ハブ施設に市場などの建造物を建設すると利益を増やすことができるので、余裕がある時はバンバン作っても損はないでしょう。
また、他のリソースとは少し意味合いが違いますが、軍事ユニットも必要不可欠なリソースと言えるでしょう。
軍事ユニットは勝利条件のひとつである「制覇による勝利」、つまり他文明のすべての首都を侵攻する際にもちろん必要ですし、制覇による勝利を狙っていなくても、他文明や蛮族からの襲撃に備える「国防力」として所有しないわけにはいきません。
軍事ユニットは遠隔攻撃ができる「投石兵」を優先的に作っておくことをオススメします! 戦士に比べ火力は劣りますが、一方的に攻撃を与えられるので、壁役の戦士をひとつ配置した上で援護射撃していきましょう。序盤の科学発展「弓術」を取得すれば、ゴールド消費によって弓兵にアップグレードでき、弓兵が多ければ多いほど他文明にとって大きな脅威となるでしょう。
社会制度「スパルタ教育」は太古、古典時代の軍事ユニット生産時の生産力にボーナスが付くので、まずはそこを目指すためにも、なるべく早くモニュメントを建設して文化力を稼ぎ、社会制度ツリーを進めていくと良いかと思います。