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「意外と覚えていない」初代『仮面ライダー』の最終回 ゲルショッカー首領の正体は何だった?

結局、ゲルショッカー首領って何者?

「テレビマガジン特別編集 本郷猛/仮面ライダー1号 増補改訂」(講談社)
「テレビマガジン特別編集 本郷猛/仮面ライダー1号 増補改訂」(講談社)

 ショッカー、そしてゲルショッカーを統べる首領の正体は、これまでも第67話「ショッカー首領出現!! ライダー危し」、第94話「ゲルショッカー首領の正体!!」と、サブタイトルで大々的に打ち出されてきましたが、劇中ではいずれも煙に撒かれてしまう展開で正体は謎のままでした。視聴者としても当然、興味のある展開です。

 ゲルショッカーは彼らの仲間であるFBI捜査官の滝和也を利用して立花藤兵衛らを拉致して、本郷&一文字をおびき寄せます。そこに赤い頭巾に身を包んだゲルショッカー首領が幻影のごとく姿を現しました。これは第67話に登場した首領と同じ衣装ですが、この時の中身は、改造人間の肉体組織を破壊するアンドロガスを仕込んだマネキンでした。

 ダブルライダーはこの首領の攻撃を潜り抜け、姿を消した首領を追ってアジトに潜入して、ついに直接対面を果たします。最終回ですし、「いよいよ正体が明かされるときが来たか!」と期待が高まる瞬間です。

 新2号が「正体を見てやる!」と赤い頭巾を剥ぐや、多数の蛇を這わせた不気味な頭部が現われ、「これが正体なのか!?」と思って観ているなか、さらに新1号がその頭部をつかみ引っ張ると、今度はひとつ目の白い頭部が現われます。そして首領が「ゲルショッカーの最後だ。わしと一緒に死ね!」と言うや壁面のショッカーマークが吹き飛び、それとともに首領の体は崩れ落ちて爆発してしまいます。

 煙が晴れると、そこには緑色の首領の目が転がっており、新1号が「首領の頭脳の本体だ」と近付こうとすると、間髪入れずに基地全体が爆破。ダブルライダーは脱出し、ゲルショッカー首領の正体については結局のところ明かされることありませんでした。それどころか、人間なのか、宇宙人なのか、改造人間なのか、どういった出自を持つキャラクターだったかも不明のままです。

 全く違う展開で最終回を迎えたマンガ版でも、やはり首領の正体は不明のままで終わりました。こうした結末を、却って不気味さを漂わせる余韻ある作劇とするか、消化不良と捉えるかは人によって異なるかもしれません。

(田中一)

【画像】えっ、ビジュアル気持ち悪! こちらが『仮面ライダー』最終話に登場した「ゲルショッカー首領」です(4枚)

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