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『プロレススーパースター列伝』に学ぶ英会話(?)「ガッデーム」「ゲラーアウト」

実在のモデルと大胆な創作が融合した、梶原一騎原作のマンガ『プロレススーパースター列伝』は、レスラーたちの「名言」にあふれた名作ですが、戦いの場で発せられる生きた「英語」もまた印象強く、読者の記憶に残り続けているようです。

「ワン・モア!」「ホゲ~~~~ッ」

『プロレススーパースター列伝』の「首折り魔!スタン・ハンセン編」を収録した、Kindle版第2巻(グループ・ゼロ)
『プロレススーパースター列伝』の「首折り魔!スタン・ハンセン編」を収録した、Kindle版第2巻(グループ・ゼロ)

「ガッデーム!」「シャラップ!!」「ゲラーアウト!!」「ワン・モア!」「ホゲ~~~~ッ」。

 唐突ですが、皆さんが初めて『英語』に触れるキッカケとなったのはいつ頃のことでしょうか? たとえば「中学からの英語授業が最初」という方も多いと思います。また最近では我が子をネイティブスピーカーにすべく「言語習得の臨界期」といわれる12歳くらいまでの間に「こども英会話教室」に通わせるという親御さんも少なくないそうです。

 ところが、筆者のアタマの中にある『英単語』を思い返してみると、そのほとんどが冒頭で述べたものであり、1980年から1983年まで小学館「週刊少年サンデー」で連載された、梶原一騎原作のマンガ『プロレススーパースター列伝』(作画:原田久仁信)から学び、授けられたものです。

 近年、インターネット上では翻訳機能、生身の会話でも「ポケトーク」などの翻訳機を駆使すれば海外の人とコミュニケーションをはかることは可能ですが、やはり「顔と顔」を突き合わせて「言葉を交わす」と、より親密さが増すことはウケアイ。人類皆兄弟です。 「英会話」の習得のお役に立てるかどうか定かではありませんが、ここでは代表的な「梶原イングリッシュ」の幾つかをご紹介させていただければと思います。

●「ガッデーム!!」

『列伝』に最も多く登場する英単語です。行動が思いどおりにいかない、くやしい時に用いるのが効果的です。たとえばバトルロイヤルで「クソったれのメダカども」に総攻撃されたり、技がブザマにかわされた時に使用します。少年サンデーコミック(以下コミックス)第2巻の「首折り魔! スタン・ハンセン」編でのハンセンのように、ラリアートの練習で腕を痛め、自分にイラだちを隠せない時は短く「ガッデム!」と用います。意味はコウメ太夫のキメ台詞と同じく「チキショー(ちくしょう)」です。

●「シャラップ!!」

 意味は「だまれ!!」です。主に失礼なインタビューをした記者やヤジを飛ばす観客に対して用います。コミックス第12巻の「超人一番! ハルク・ホーガン」編でのアンドレ・ザ・ジャイアントのように、実際の試合でも聞ける場合が多い「お約束」の台詞です。

【画像】『プロレススーパースター列伝』に見る、名レスラーたちの肖像(5枚)

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