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予想を裏切り惨敗!?『帰ってきたウルトラマン』 陰惨な描写も、子供を惹きつけた

1971年4月2日は『帰ってきたウルトラマン』の第一話「怪獣総進撃」が放送された日です。怪獣を簡単にやっつけてくれるであろうと思っていた「新マン」は、惨敗するというショッキングな光景を子供に見せつけます。

魅力的な怪獣の数々

『帰ってきたウルトラマン』 DVD Vol.1(バンダイビジュアル)
『帰ってきたウルトラマン』 DVD Vol.1(バンダイビジュアル)

 1971年4月2日は『帰ってきたウルトラマン』の第一話「怪獣総進撃」が放送された日です。『続ウルトラマン』として1969年にスタートした企画が1970年に再放送された『ウルトラマン』『ウルトラセブン』の高視聴率、『ウルトラファイト』の人気、関連商品の売れ行きの好調さなどに後押しされた形で実現し、70年代を代表する特撮ヒーロー番組となりました。小学生の時に学校の劇でベムスター役を演じた記憶があるライターの早川清一朗さんが、当時の興奮を語ります。

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 筆者が最初に全話を通して見たのは『ザ・ウルトラマン』、その次が『ウルトラマン80』
だったことを覚えています。すぐにウルトラマンのとりことなった筆者は、母親にねだってケイブンシャの『ウルトラマン大百科』を買ってもらい、文字通りボロボロになるまで読み込んでいました。なんでもいいから『ウルトラマン』が見たい。そう願っていた筆者は朝になると新聞のTV欄を細かくチェックし、ある日、朝の4時だか5時あたりの欄に小さく『ウルトラ』と書かれていることに気付いたのです。もしかしたら少し違う表記だったかもしれません。

 当然、滅茶苦茶喜びましたが、子供にとっては朝早すぎて起きるのは難しい話でした。それでも翌日、眠い目をこすりながら起きだしてきた筆者の目に映ったのが『帰ってきたウルトラマン』の第4話「必殺!流星キック」だったのです。筆者のベースとなっているウルトラマン80は、実は怪獣・宇宙人との対戦成績で無敗を誇っています。当然、帰ってきたウルトラマン「新マン」も怪獣を簡単にやっつけるだろうと思ったら、スペシウム光線も八つ裂き光輪もシネラマショットもキングザウルス三世のバリアーにはじき返され、格闘戦を挑もうとして角で放り上げられ惨敗するというショッキングな光景が繰り広げられ、呆然としたのを覚えています。

 バリアーのない上から攻撃するために、特訓で「流星キック」を身に着けた新マンが2度目の対決で角をへし折り勝利したのですが、筆者は新マンの強さと言うよりも、キングザウルス三世の強さと流麗なデザインに強く惹かれ、このときから怪獣を追いかけるようになるのです。

【画像】死闘を繰り広げる『帰ってきたウルトラマン』(5枚)

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