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【シャーマンキング30周年への情熱(25)】『THE SUPER STAR』最新刊から読み解く『仏ゾーン』との繋がり

2021年2月17日に講談社「少年マガジンエッジ」で連載中の『SHAMAN KING THE SUPER STAR』単行本5巻が発売されます。表紙に描かれているダイニチは、作者・武井宏之氏の初連載作品『仏ゾーン』の登場キャラクターでもあります。『シャーマンキング』と『仏ゾーン』の世界観をつなぐキャラクターの過去と未来をひもときます。

『THE SUPER STAR』5巻表紙に描かれた「ダイニチ」は…

2021年2月17日に発売される『SHAMAN KING THE SUPER STAR』5巻(講談社)と、1997年発売の『仏ゾーン』第3巻(集英社)。どちらも「同一人物」(?)を描いている
2021年2月17日に発売される『SHAMAN KING THE SUPER STAR』5巻(講談社)と、1997年発売の『仏ゾーン』第3巻(集英社)。どちらも「同一人物」(?)を描いている

 2021年夏に開催予定だった出雲での「シャーマンキング展」について続報が出始めていますね。「ゴーイング出雲」と題し、主人公・麻倉葉の実家のモデルとなった出雲文化伝承館での開催です。日程は7月22日~8月29日です。筆者は訪れたことがないので、今からとても楽しみにしています。出雲といえば日本神話において重要な場所でもありますから、できれば長めに滞在して思い切り欲求を満たしてきたいと思っているので、コロナ禍が落ち着くのを願っています!

 さて、2月17日(水)には『SHAMAN KING THE SUPER STAR』の5巻が発売されます。『仏ゾーン』の3巻を思わせる表紙で、古くからのファンの方は懐かしさを覚えるかもしれませんね。ところでこの表紙の人物は、シャーマンファイトに参加していた一団・ガンダーラを率いるサティの持霊・ダイニチです。ダイニチというのは大日如来のことを指していますが、描かれているのは千手観音菩薩ですね。今回は、このあたりについて少し触れてみたいと思います。

 武井先生の連載処女作『仏ゾーン』は、シャーマンキングの世界観とクロスオーバーしており、1975年の物語です。当時12歳のヒロイン・西岸サチが千手観音菩薩の化身であるセンジュ君と旅を続け、36歳になった1999年に悟りを開くまでそれは続く……という言葉で締めくくられているのですが、『シャーマンキング』の劇中でシャーマンファイトが行われたのが2000年。この時に登場した大人の女性・サティというのが、西岸サチです。

 サチからサティに名前が変化したわけですね。そしてこの時彼女の持霊として傍にいたのがセンジュ君です。しかし、センジュ君は尊格(そんかく)が上がっていて菩薩から如来に進化していたため、こちらも名前がダイニチに変わり、オーバーソウルした姿も巨大な大仏になっていました。

 では、「尊格が上がる」というのはどういうことでしょうか?

【画像】「シャーマンキング」の世界でさらなる活躍が…? サティとダイニチ

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タシロハヤト

美少女ゲームブランド「âge(アージュ)」の創立メンバーで、長らくシナリオ、演出、監督等を務める。代表作は「君が望む永遠」シリーズ、「マブラヴ」シリーズ。現在はフリーで活動中。『シャーマンキング』の作者、武井宏之氏と旧知の関係である縁から、同作の20周年企画に参加している。
https://twitter.com/tamwoo_k