【シャーマンキング30周年への情熱(59)】京都で始まった原画展で、ハオ様の魅力を噛みしめる
2022年2月17日から始まった「シャーマンキング展 京都会場」の初日の様子や見どころを、前日に開催されたオフラインミーティングの話題にも触れながら解説します。
「来やれ、僕の元へ」麻倉葉王が生きた「平安京」の地
2022年2月17日より大丸京都店の「大丸ミュージアム<京都>」で開催されている「シャーマンキング展」。その初日となる17日の模様をレポートします。取材はもちろん、感染対策に配慮しつつ実施しました。前日にYouTubeで行われたオンラインファンミーティングで、予習も完璧です!
この京都会場は、本来ならすでに開催されているはずでしたが、この日まで延期となっていたものです。ファンの方は首が伸び過ぎて待ちくたびれていたことでしょう。
しかし、オンラインミーティングで明らかになりましたが、もし予定通りに開催されていたら、今回の「描き下ろしキービジュアル」は存在していませんでした。またこの後で触れますが、新たな描き下ろしの展示物もなかったというのです。全ては武井宏之先生のファンサービスとのことで、これは目に焼きつけて来なければ……と、意気揚々と会場に向かいました。
小雪の舞う寒さのなか、時間指定のチケット(一部期間のみ)を持って会場に着くと、すでに同じ時間に入るファンの方が、入口前の等身大ポップを眺めたり撮影したりしていました。
そしていざ入場! 筆者がいただいたミニ色紙はハオ様でした。幸先いい!
今回の原画展は、2019年11月から各地で開催されてきた原画展のなかで追加された仕掛けの集大成で、青森会場以来の「恐山ル・ヴォワール」コーナー、名古屋会場から追加された「西武線ジャック広告」の一挙掲載はもちろん、京都会場ならではの新企画もしっかり用意されていました。麻倉葉王・ハオ様に焦点を当てたコーナーです!
京都といえば、麻倉葉王が生きた平安京があった場所ですから、五芒星があしらわれた提灯が飾られるなか「麻葉童子(マッパどうじ)」の原稿も掲載されるなど、ハオ様の名言とともにかなり多くの場面を生原稿で楽しむことができます。
ちなみに会場の大丸京都店は、当時の都・平安京の内側にあります。もしかしたら原作の回想に登場していた場所のどれかは、この辺を描いていたのかもしれないという想像がかき立てられるのでした。
なお、目玉はこれで終わりません! 今回のために描き下ろされたという巨大なカラー原稿が3点、後半にドーンと現れます! 新商品としてタペストリーやクリアアートパネルにもなっている「ガンダーラ」「少年天使マルコ」「ルシフェル・B」です。なんといってもサイズがでかい! ぜひ実際にご覧になって圧倒されて欲しい……そんな迫力です!
このほか、麻倉花をはじめとした『シャーマンキングFLOWERS』と『SHAMAN KING THE SUPER STAR』のキャラポップがズラリ飾られており、「まだ終わらんよ」感が実に凄いです。イベントとしては今回でひと区切りとのことですが、まだまだ期待を持たせてくれます。
そして筆者はグッズを買って大丸を後にした……わけではなく、地階へと直行しました。「鳴海餅本店」さんでコラボ商品「ふんばり温泉万寿」と「マタムネお万寿」が売られているのです。
期待に胸を膨らませて向かったのですが……まさかの売り切れ! かろうじて「ふんばり温泉万寿」はラスト1個残っていたのですが「マタムネお万寿」は完売で、別の場所にある本店さんにもないとのこと。筆者は諦めざるを得ませんでしたが、もしも欲しい方は、開店と同時に行かないと難しいかもしれないですね……。
「シャーマンキング展 京都会場」は、2月28日まで開催されています(コラボの「お万寿」販売もその日まで)。これまで続いていた「シャーマンキング」刊行20周年記念原画展の区切りであり集大成でもあるので、まだご覧になったことがない方も、常連(?)の方も、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
(タシロハヤト)
※「シャーマンキング展 京都会場」は、2022年2月28日(月)まで、大丸ミュージアム<京都> 大丸京都店6階(京都市下京区四条通高倉西入立売西町79番地)にて、10:00~20:00開催(最終日は17:00閉場)。チケットは、開催期間中の土日祝日のみ「入場日時指定制」。会場にて当日券が販売されます。