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いよいよラストの『ゼンカイジャー』 最終局面を「ボケとツッコミ」の応酬で振り返る

『機界戦隊ゼンカイジャー』も最終回目前ですが、ラスボスとの決戦であるにもかかわらず「平常運転」でボケ倒すのが本作の特徴。胸アツの感動シーンももちろんありますが、今回は「ボケ」に着目して最終回直前の流れを振り返りましょう。

「くるのが早い!」「ちっさ!」 ラスボス相手に突っ込み合戦

「機界戦隊ゼンカイジャー 全曲集 音楽界でも全力全開!」(日本コロムビア)
「機界戦隊ゼンカイジャー 全曲集 音楽界でも全力全開!」(日本コロムビア)

「ゼンカイ脳」なんて言葉が生まれるほど、1年を通じて毎週日曜日に超絶ハイテンションで放映されてきた令和狂騒曲『機界戦隊ゼンカイジャー』も、まもなく終演の時を迎えようとしています。

 物語もついに佳境。トジテンドパレスへとたどり着いたゼンカイジャーたちは、宿敵であるボッコワウスと直接対決。それと並行してステイシーとゾックスがまさかの共闘。最終回に向け物語は怒涛の胸アツ展開へ……! と、ひと言では簡単にはいかないのが、みんなに愛され続けた『ゼンカイジャー』です。

 たとえ佳境であっても、隙さえあればボケ倒してくるのだから油断なりません。本来であればシリアス展開まっしぐらと思われる第47カイ、そして第48カイを「ボケ軸」でおさらいしていきます。

●第47カイ「パレス突入!ボスの前でも頭が高い!」

 2022年2月13日放送の第47カイ「パレス突入!ボスの前でも頭が高い!」では、ついにゼンカイジャーがあらゆる世界をギアに閉じ込めたトジデント王朝の本拠地「トジテンドパレス」へと踏み込みます。

 一方でステイシーがずっと自分の正体がもともとはゼンカイジャーの敵であったことをヤツデに打ち明けるという、感涙必至の名場面も挿入されつつ、ゼンカイジャーたちはトジテンドの最高技官イジルデと直接対決……!

 というストーリーに揺らぎはないのですが、ところどころに大ボケをぶち込んでくる「平常運転」ぶりもまた、ファンを大いに喜ばせています。

 まずネットで総ツッコミを受けていたのが、トジテンドパレスへ踏み込みボッコワウスと対峙するシーン。ラスボスとの初対峙という緊張感漂う瞬間にもかかわらず、ボッコワウスは「くるのがはやい!」と拳で床を叩いて、ゼンカイジャーはパレスの外へと吹っ飛びます。これには「安定のゼンカイ脳」「正論だけに笑った」とあまりに力技に対しネットの反応も大盛り上がり。

 また鳥型玩具ロボの「セッちゃん」が6人目として当然のごとくゼンカイジャーの一員としてイジルデへのトドメに加担しているところは感動的でもあり、同時にセッちゃんのキャラクターや絵面もあいまって、思わず笑みがあふれる名場面となりました。

 次回はついに、ボッコワウスとの一騎打ちです。

●第48カイ「天網恢々、王朝崩壊!」

 前回ではお預けとなったボッコワウスとの一騎打ち。今度は「床ドン」攻撃もかわし、いざ最終決戦へ。これまで壁に埋まっている形だったボッコワウスもついに戦闘形態へと姿を転じるのですが……これがなんともスケールダウンした姿に。思わずゼンカイジャーたちも「ちっさ」と突っ込んでしまう始末。

 その後、ボッコワウスは卑劣にも先輩戦隊ヒーローのギアを使ってゼンカイジャーをひとりひとりいたぶっていくのですが、介人の時に使用したのは「ゴレンジャーハリケーン」ならぬ「トジテンドハリケーン」。ヤツデと両親が介人に向かってミサイルのごとく飛来してくるという凄まじい映像エフェクトです。

 早い話がラスボスの攻撃が「榊原郁恵を飛ばしてくる」というものだったのです。無論、大切なもので攻撃されるという酷い攻撃ではあるのですが、ちょっと例を見ない演出に度肝を抜かれました。

 さらに、ずっと行方不明だった介人の母が避難していた「スシトピア」から帰還するなど、物語も急速に収束を迎えつつある『ゼンカイジャー』。さあ、「神様」との決着はどうなるのか? 「世界全快、オーールオッケーーー!」といくのか?

 笑いあり、涙あり、胸アツあり、そしてまた笑いありなのが『ゼンカイジャー』、ぜひとも「ゼンカイ脳」を整えて見届けなくてはなりません。

(片野)

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