スクエニ&マーベルの『アベンジャーズ』ゲームにもの申す?! 国内ヒットのカギは
スクウェア・エニックスとマーベルが放つ新作ゲーム『Marvel’s Avengers』が家庭用ゲーム機向けに2020年5月にリリースされることが発表されています。映画とは一線を画し、オリジナルストーリーやファン向けの仕掛けも入った本作の注目ポイントはどこなのでしょうか。
映画や原作とは別の、オリジナルストーリーを体験

スクウェア・エニックスとマーベルが放つ家庭用ゲーム『Marvel’s Avengers』が2020年5月15日に世界同時リリースされることが、2019年6月に行われた「E3 2019」で発表されました。
予告編の公開から2年が経ち、ようやく全貌が明らかになってきた本作は、映画作品とは一線を画したオリジナルストーリー、そして原作・映画ファンならクスリとくるような仕掛けも混ざった作品になるとのことです。
公開されているストーリーは、サンフランシスコにアベンジャーズ西海岸支部が設立され、記念イベント「アベンジャーズ・デイ」が開催された日から始まります。アベンジャーズがヒーローチームとして活躍し、人気絶頂のなかで事件が起こるのです。
事件で都市に甚大な被害が発生し、責任を問われたアベンジャーズは解散に追い込まれますが、そこから5年後、世界に危険があふれるなかで再びヒーロ―チームが結成される……といった流れになっています。
本作はアクションゲームとしての評価が高い『トゥームレイダー』シリーズのクリスタル・ダイナミックス、同じく『トゥームレイダー』シリーズや『デウスエクス』シリーズのアイドス・モントリオールが開発を担当。3人称視点のアクションが中心となり、シングルプレイと最大4人のオンライン協力プレイが可能で、キャラクターの装備をアップグレードで拡充させていく育成要素とアクションを組み合わせていくといいます。
アメコミ作品を原作とするゲームは過去に数多く出ていますが、キャラクターをメインにしたゲームは物語重視でシステムが平凡に、システム第一にしたゲームはストーリーがオマケ扱い……ということが多く、ある種「クソゲー」になりやすいジャンルでもあります。筆者がプレイしてきたゲームのなかには、明らかにファン向けだが、ゲームとしてはあまり面白いと思えない作品もありました。