『烈火の炎』ラスボスは紅麗ではない? アニメ版にはない「本当のラスボス」と「ヒロインの死」
「週刊少年サンデー」にて連載された人気マンガ『烈火の炎』の結末を覚えていますか? アニメは烈火と紅麗の戦いで最終回を迎えていましたが、原作では紅麗をもいたぶるラスボスがいたのです。
烈火と紅麗、戦国時代から続く「火影忍軍」の因縁の結末は?

1995年から2002年までの7年間「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載されていたマンガ『烈火の炎』(作:安西信行)は、腕から炎を出す不思議な能力を持つ主人公「花菱烈火」が治癒の力を持つ少女「佐古下柳」を「君主」と定め、彼女を狙う組織と戦う超忍者活劇です。1997年にはフジテレビ系にてTVアニメも放送されました。
劇中、特に注目を集めたのが、烈火と敵「紅麗(くれい)」との因縁の戦いです。烈火と紅麗はかつての火影忍軍頭首の子として生まれた異母兄弟で、ふたりとも、炎を操る「炎術師(えんじゅつし)」としての能力を持っていました。しかし、一代にふたりの炎術師が誕生することは不吉とされ、紅麗は「呪いの子」として母とともに村八分にされてしまいます。それが原因で、幼い烈火の頬に刺傷を作るほど強い恨みを抱いていました。
やがて烈火と紅麗は、「裏武闘殺陣」にて対決することになります。この対決はどのように終わったのでしょうか?
※この記事では『烈火の炎』の結末についての記載があります。読み進める際はご注意下さい。
「裏武闘殺陣」決勝戦での大将戦で烈火と紅麗がぶつかります。憎悪を爆発させた紅麗の攻撃に烈火は手も足も出ず、苦戦を強いられました。「これは単なる武祭の戦いではないぞ、烈火。400年以上にわたる、火影頭首を争う戦いだ」と戦国時代から続く因縁について語る紅麗は、「紅」を使ってさらに烈火を追い詰めます。
すると、追いつめられた烈火の前に「謎のジジイ」が現れます。老人の正体は七匹目の火竜「虚空(こくう)」で、「天才炎術師である紅麗を超える者を見てみたい」と烈火に力を貸しました。これによってほぼ互角の戦いへ持ち込みます。
「貴様も地獄の苦悩を知れ、烈火!」と過去に味わった苦しみを拳にぶつける紅麗に対し、烈火は「しょってるモンがでけえってのはよ、こっちも同じなんだ」と言葉を返します。さらに、不老不死となった母の苦しみ、火竜から託された思い、火影のすべてを背負って戦っていると明かすのですが、紅麗は「失ったことのない貴様に、そんな権利はない!」とまだ攻撃の手を止めようとしません。
それに対し、烈火は「愛する者を失って、悲しいから、不幸ですからって、他人の心を、命を、すべてを奪う権利はあるっていうのか!?」「いじめられっ子がいじめ返してるようにしか見えねえんだよ! カッコ悪いぜ紅麗!」と渾身の一撃を炸裂させます。自分の信じた道への信念をかけた壮絶な肉弾戦の末、勝敗は烈火に軍配が上がりました。

