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コロナでも衰えぬアナログゲーム人気、新たな課題と手法も…「ゲームマーケット」事務局長に聞く

ブームのなかで苦境の業種も…アナログゲームの今後は?

お話を伺った、「ゲームマーケット」事務局長の刈谷圭司さん
お話を伺った、「ゲームマーケット」事務局長の刈谷圭司さん

――アナログゲームのブームはこれからどうなっていくとお考えでしょうか?

刈谷 ボードゲームの売り上げに関しては、現在のところコロナの影響下でも成長を維持できています。今後すぐに調子が下がるということはないかな、という見通しです。ただ、ボードゲームカフェさんは非常に苦しい状況が続いていると耳にします。ブームが続いているとはいえ、カフェを経営している方々が商売を諦めてしまうのは決していいことではありません。なんとか手助けできないかと考えていますが、なかなか簡単ではないですね。

 ゲームマーケットについては、これは新型コロナの状況次第なので予測できないところはあります。ただ、6月に開催させていただいたオンラインイベント「ゲームマーケット ライブ」もそうなんですが、今まで試遊で紹介していた遊び方を、動画で伝える文化が一気に広がった面があるんです。

 このまま行くと「動画でルールを覚えてから遊ぶ」という形が定着する可能性もあるかもしれないと思っています。来年の春や秋もすぐに昔のゲームマーケットのような状況に戻るかはわかりませんが、そうした新たなプラスの面も出てきています。今後も世の中がおかしなことにならない限り、ゲームマーケットを継続できるんじゃないかと思っていますし、ポジティブな部分を探して発展していけたらと思っています。

――次回は2021年に大阪での開催となります。2020年は残念ながら中止となってしまいましたが、大阪でゲームマーケットを開くのはどのような理由があるのでしょうか?

刈谷 純粋にアナログゲームを日本全体で盛り上げたいと考えたときに、東京だけではなくやはり関西でもやるべきではないかと考えたからです。うちの会社は東京にありますから関西でやると経費がかさみ、収支という点ではプラスは少ないんですが、そういうことじゃないだろうと。

――関西と関東、イベントを開催した際に、特徴の違いなどはありますか?

刈谷 東京と違って年に1回なので、「このイベントに賭ける」という強い思い入れを持って参加してくださる方が多いように思いますね。九州や四国、中国地方の方も「東京まで行くのは大変だけど、大阪であれば」と参加してくださっています。それでも九州から大阪は遠いと思うのですが、毎回我々の方が感動するくらいの熱量で来てくださいますね。

――最後に、ゲームマーケットに参加してくださるすべての方々にメッセージをお願いします。

刈谷 今のような厳しい世の中でも、自分のゲームを作って発表したいという出展者の方々、ゲームを買いたい遊びたいと思ってくださる来場者の方の存在は、本当にありがたいなと思います。こういう方がいらっしゃるおかげで、日本にボードゲームの文化が定着していくのだろうと感謝しています。

(早川清一朗)

【画像】 感染対策を実施しつつ盛り上がる「ゲームマーケット2020年秋」の会場 (8枚)

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