「原稿料では生活費すら賄えない」 漫画家の「収益構造」は現在どうなっているのか? 石ノ森章太郎氏が1954年に連載開始した『二級天使』の原稿料が1ページ750円だったと、著書のなかで明かしている。当時としては、原稿料だけで十分に生活していける金額だったといえる。画像は単行本『二級天使』 漫画家の佐藤秀峰氏が、自身の連載作品の原稿料について言及した『漫画貧乏』(PHP研究所)。佐藤氏はマンガ出版に関する新しいビジネスモデルを模索し、電子書籍出版の取次や、Webマンガ雑誌の刊行などに取り組んでいる 『サルでも描けるまんが教室』で知られる竹熊健太郎さんは、2004年の著書『マンガ原稿料はなぜ安いのか』(イースト・プレス)で1967年当時の漫画家の原稿料について言及。ひと握りの成功者以外は生活にも困窮するという、漫画家の原稿料に関する実態を語っている マンガ雑誌と単行本のイメージ(画像:写真AC) 漫画家の佐藤秀峰氏が連載時の原稿料を著書で明かした、『海猿』第1巻(小学館) 記事ページに戻る 画像ギャラリー