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『鬼滅の刃』漫画第22巻あらすじ 「日の呼吸」13個めの型の真実、禰豆子の記憶が戻る

吾峠呼世晴先生による漫画(マンガ)『鬼滅の刃』第22巻(ジャンプコミックス/集英社)のあらすじとみどころを紹介。恋柱・甘露寺蜜璃をかばい、鬼舞辻無惨と戦い続ける蛇柱・伊黒小芭内は鬼に親族共々飼われていた過去がありました。先祖の記憶から、「日の呼吸」の13個めの型を知る炭治郎は無惨を追い詰め、禰豆子は記憶を取り戻します。

  • ネタばれ注意

『鬼滅の刃』第22巻について

書名 『鬼滅の刃』22「廻る縁」
著者 吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)
発売日 2020年10月2日
発行日 2020年10月7日
価格 440円+税(484円)
発行所 株式会社集英社(ジャンプコミックス)
ISBN-10 4088824245
ISBN-13 978-4088824246

『鬼滅の刃』第22巻の表紙・裏表紙

『鬼滅の刃』第22巻の表紙には、白髪の鬼の姿になった鬼舞辻無惨が描かれています。

夜明けまで一時間以上を残し、無惨の猛攻は一層激しさを増す。残る柱全員で食らいつく鬼殺隊だが、その刃を届かせることはできるのか!? そして、無惨の一撃に倒れた炭治郎は…。各々が死力を尽くし、戦いは極限へ…!!

『鬼滅の刃』第22巻のサブタイトル

  • 第188話「悲痛な恋情」
  • 第189話「心強い仲間」
  • 第190話「ぞくぞくと」
  • 第191話「どちらが鬼か」
  • 第192話「廻る縁」
  • 第193話「困難の扉が開き始める」
  • 第194話「灼熱の傷」
  • 第195話「めまぐるしく」
  • 第196話「私は」

『鬼滅の刃』第22巻の主な登場キャラクター

竈門炭治郎竈門禰豆子我妻善逸嘴平伊之助甘露寺蜜璃伊黒小芭内悲鳴嶼行冥冨岡義勇不死川実弥栗花落カナヲ鬼舞辻無惨、蛇鬼

『鬼滅の刃』第22巻のあらすじ

 蛇柱・伊黒小芭内は負傷した恋柱・甘露寺蜜璃を一般隊士に預け、「もういい 十分やった」と下がるように言います。「伊黒さん嫌だ 死なないで!!」と叫ぶ蜜璃を置いて戦いの場に戻る伊黒。鬼のいない世界で出会えたら……と考えますが、一度死んで自分の「汚い血」を肉体ごと取替えなければ、そばにいることすらできないと過去を回想します。

 善逸、伊之助、栗花落カナヲが加勢し、柱たちは若干の余裕を得ますが、無惨のこれまでにない速さの攻撃で全員が戦闘不能の状態に。座り込んだカナヲに、無惨が襲いかかろうとします。「遅くなってごめん」カナヲを救ったのは炭治郎。顔半分が異形になった炭治郎を見て、かつて追い詰められた「始まりの呼吸」の剣士・継国縁壱(つぎくに・よりいち)に重ねて、「どちらが鬼かわからないな 竈門炭治郎」「虫酸が走る」と口にします。

 祖先の記憶で見た「日の呼吸」の型をつなぎ、無惨に立ち向かい続ける炭治郎。なかなか倒れない炭治郎を疑問に思った無惨は、自分自身が”遅くなっている”ことに気付きます。取り込んだ珠世の記憶を読んだ無惨。そこでは蟲柱・胡蝶しのぶが複数の薬の掛け合わせを提案。それは、人間に戻す薬と、1分で50年老化させる薬でした。すでに9千年老いていた無惨は、髪の色も戻っていませんでした。

 その頃、禰豆子は炭治郎のもとに走りながら、人間に戻りかけていました。家に入ってきた無惨、殺される家族。そして鬼になったあとの記憶が重なります。「私は竈門禰豆子 鬼に家族を殺された」。

『鬼滅の刃』第22巻のみどころ

伊黒小芭内の過去

 女子ばかりが生まれる家系だった伊黒家で、小芭内は370年ぶりの男子でした。生まれた時から座敷牢に入れられ、母や姉妹、叔母たちは猫なで声で親切にし、たくさんの食べ物を持ってきます。

 12歳になった時、その理由が明らかに。伊黒の女たちは下半身が蛇の鬼に自分たちが生んだ赤ちゃんを喰わせていたのです。その代わりに、鬼が人間を殺して得た金品で暮らしていました。小芭内は男子であり、生まれつき左右の目の色が違ったために蛇鬼に気に入られ、さらに成長して喰える量が増えるまで生かされることに。小芭内は鬼と似たように、口を切り裂かれてしまいます。

 その後、小芭内は盗んだかんざしで木の格子を削り、逃げることを考えます。その頃には、迷い込んできた蛇の鏑丸(かぶらまる)が心の支えでした。

無惨を倒して死にたい どうかそれで俺の汚い血が浄化されるよう願う
鬼のいない平和な世界で もう一度人間に生まれ変われたら
今度は必ず君に好きだと伝える

 負傷した蜜璃を無惨から遠ざけ、戦いに戻る小芭内。親族の罪はけして彼の罪ではないのですが、運命をひとりで背負い込もうとする姿が心に突き刺さります。

夜明けまでのカウントダウン

 夜明けまで1時間14分。無惨はその場にとどめようと、時間稼ぎのために戦う柱たちも限界を迎えようとしていました。

 愈史郎の血鬼術で姿を隠した善逸、伊之助、栗花落カナヲの3人が加勢し、夜明けまで1時間3分。夜が明けるのが先か、鬼殺隊士たちが力尽きるのが先か……展開がまさに、「手に汗を握る」状態です。

「日の呼吸」13個めの型

 気を失っていた間、炭治郎は先祖・炭吉の記憶から、縁壱の”正解の形”を見ていました。「日の呼吸」の型をせがんだ炭吉の妻・すやこに縁壱が見せた技を、炭吉は瞳に焼き付けます。別れ際、縁壱は炭吉に耳飾りを渡します。炭吉は、耳飾りと「日の呼吸」を後世に伝えると約束したのです。

 炭治郎は上弦の参・猗窩座(あかざ)との戦いのあと、炎柱・煉獄杏寿郎の弟・千寿郎から、手紙を受け取っていました。縁壱と、当時の炎柱の会話に、13個めの型があるというのです。それを聞いた炎柱は自信を失ってしまったといいます。無惨の体の形を見た炭治郎は、12の型を繰り返すことで円環を成して、13個めの型になることを確信します。「円舞」から始まり「炎舞」で終わる型を夜明けまで続けて、無惨の脳と心臓を夜明けまで斬り続けるというもの。縁壱ですらできなかったことを、炭治郎は「心を燃やせ」と自分を鼓舞して技を繰り出します。

 しかし、無惨に致命傷を与えるには至りません。圧倒的な強敵を、どのように倒すのか……ついページをめくる手が速くなってしまいます。

『鬼滅の刃』第22巻はどこまでアニメ化された?

『鬼滅の刃』第22巻のストーリーは、まだアニメ化についての情報が発表されていません。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

(マグミクス編集部)

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