『鬼滅の刃』煉獄さんの母・瑠火 セリフ全部が名言「強く生まれた者の責務」
吾峠呼世晴先生による漫画(マンガ)『鬼滅の刃(きめつのやいば)』(ジャンプコミックス/集英社)に登場する、煉獄杏寿郎の母親である煉獄瑠火(れんごく・るか)について解説します。
『鬼滅の刃』煉獄瑠火とは?
煉獄瑠火は炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)と弟・千寿郎(せんじゅろう)の母で、元炎柱である煉獄槇寿郎(しんじゅろう)の妻です。
長い髪を結んで肩にかけた女性で、切れ長の目をした芯の強い女性。本編ではすでに故人となっており、作中では回想シーンにのみ登場します。息子である杏寿郎に強い影響を与えた女性です。
夫である槇寿郎からは「最愛の妻」と呼ばれ、その精神的な強さを賞賛されました。槇寿郎から見ると、息子は母親似だそうです。死因は不明ですが、病で若くして亡くなりました。その後、煉獄家は沈みがちになりました。
煉獄瑠火の声優
煉獄瑠火の声を担当する声優、豊口めぐみさんは東京都出身。専門学校を卒業後、ラジオ番組『広井王子のマルチ天国』(文化放送)でデビューしました。
その後アニメ『アリスSOS』のアリス役で知られるようになり、『BLACK LAGOON』のレヴィ役で人気を博しました。
アニメ『マクロスF』のクラン・クラン役や、『鋼の錬金術師(2003年版)」のウィンリィ・ロックベル役のように、しっかり者で強気な女性の役が多いようです。
また、私生活では2016年に結婚と妊娠を同時に発表。多くの人に祝福されました。
煉獄瑠火の名言
煉獄瑠火は、亡くなる前に息子・杏寿郎に言葉を遺していきました。
「なぜ自分が人よりも強く生まれたのかわかりますか」という問いかけから次のように続け、強さのあるべき姿を説きました。
「弱き人を助けるためです
生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は
その力を世のため人のために使わねばなりません
天から賜りし力で人を傷つけること
私腹を肥やすことは許されません
弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です
責任を持って果たさなければならない使命なのです
決して忘れることなきように」
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』においては屈指の名シーンで、激しい戦闘から涼しげな風鈴の音で始まる瑠火の言葉に泣いた人も多いそうです。
さらに、杏寿郎の「俺はちゃんとやれただろうか やるべきこと果たすべきことを全うできましたか?」という問いに瑠火が答えています。
「立派にできましたよ」
これを聞いた杏寿郎は微笑んでいます。優しい笑みを見せた杏寿郎の姿に、劇場でもすすり泣きが聞こえました。
煉獄瑠火についてまとめ
煉獄瑠火は、出番こそ少ないですが作中のキーパーソン・煉獄杏寿郎に大きな影響を与えた女性です。瑠火の言葉がなかったら杏寿郎の見事な生き様や、彼に影響された炭治郎の頑張りもなかったでしょう。
恵まれた者がそうでないものに力を貸すという、一見当たり前に思えながら難しい言葉と振る舞いを教え伝えたからこそ、『鬼滅の刃』のヒットにつながったのかもしれません。
煉獄瑠火に関連するキャラクター
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記
(マグミクス編集部)