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『鬼滅の刃』不死川玄弥はカワイイ? 身長が伸びたのは「鬼化」の影響か

『鬼滅の刃』のキャラクター、不死川玄弥(読み方は、しなずがわ・げんや)。風柱・不死川実弥の弟で、鬼を喰ったことで鬼化する特殊能力を持ちます。アニメ版の声優は岡本信彦。竈門炭治郎が初めて玄弥に会った最終選別から、蝶屋敷で再会するまでに身長が大きく伸びています。

不死川玄弥はどんなキャラ?

 不死川玄弥は鬼殺隊の隊士です。鬼殺隊員として選ばれる最終選別では、竈門炭治郎(かまど・たんじろう)と同じ回で合格しました。

 また、兄には風柱・不死川実弥(しなずがわ・さねみ)がいます。兄弟仲は悪く、兄の実弥は「弟なんかいない」と口にするほど。そうなった理由としては、兄弟が鬼になった母親に襲われた事件が挙げられます。悲劇の最中に起きたすれ違いで、不死川兄弟は距離ができてしまいました。

 玄弥はソフトモヒカンっぽい髪型で怒りっぽく、近寄りがたい印象ですが、炭治郎や岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじま・ぎょうめい)、鬼殺隊のメンバーとふれあううちに本来の穏やかな性格を取り戻していきます。

 兄の実弥と似て、「自分を犠牲にしてでも、大切な人を守りたい」と考える優しい性格でもあります。その優しさと強さで、上限の鬼たちを倒す戦力となりました。


名前 不死川玄弥(しなずがわ・げんや)
誕生日 1月7日
年齢 16歳
出身地 東京府 京橋區(現:東京都中央区 京橋)
身長・体重 160cm・56kg(選別時)、180cm・76kg
趣味 盆栽
好きなもの スイカ
鎹鴉 榛(はしばみ)オス

不死川玄弥の誕生日、声優・花江夏樹の妻が焼いた小皿

 2021年1月7日、炭治郎役の声優・花江夏樹さんが自身のTwitterに「不死川玄弥が描かれた小皿」の写真を投稿しました。

 この小皿は、玄弥のファンである花江夏樹さんの妻が作ったそう。小皿には玄弥の趣味である盆栽も描かれていて、彼が眼をにこやかに細めているようにも見えます。

 あまりのクオリティの高さに「公式グッズとして販売して欲しい」という声も上がりました。

 玄弥は鬼殺隊の任務が忙しく、あまり盆栽に手をかけている時間もなかったでしょう。小皿の中とはいえ、楽しそうに盆栽を見る玄弥に「なごんだ」という人もいました。

不死川玄弥の声優は岡本信彦

 アニメ『鬼滅の刃』で玄弥役を演じる声優・岡本信彦(おかもと・のぶひこ)さんは、1986年に東京都で生まれました。子供の頃から始めた将棋は三段の腕前で、あと少しでプロ棋士になれるほどの実力です。

 そんな岡本信彦さんは、プロ・フィット声優養成所を卒業し、声優として活動を始めました。2009年には「第3回声優アワード」において新人男優賞に輝いています。

 その後はアニメ『とある魔術の禁書目録』の一方通行(アクセラレータ)役や、『青の祓魔師』の奥村燐役で活躍しています。

「週刊少年ジャンプ」からアニメ化した作品にも出演。「バクマン。」シリーズの新妻エイジ役や、「僕のヒーローアカデミア」シリーズの爆豪勝己役といった重要なキャラクターを演じました。

 2012年にはミニアルバム『Palette』で、歌手としてデビューしています。同アルバムはオリコンランキング9位を記録する人気ぶりです。

 私生活では、2020年3月に声優の大亀あすかさんと結婚していたとブログで発表しています。また、同年5月から声帯の治療のため、声優としての活動を一時休止。翌月に復帰し、ファンから応援のメッセージを送られていました。

『鬼滅の刃』不死川玄弥役 声優・岡本信彦が演じるキャラクター3選

『鬼滅の刃』の不死川玄弥役を務める声優・岡本信彦さんが演じるキャラクターを3人ご紹介します。キャラクターの強い意志、感情がこれでもかと伝わってくる演技は岡本さんならではです。

不死川玄弥が使う技・呼吸・日輪刀

 玄弥は、人間が鬼と戦うために必要ともいえる技術「呼吸」が覚えられませんでした。そのため、玄弥は日輪刀と、南蛮銃を使用します。

 この銃は、炭治郎によれば「日輪刀と同じ匂いがする」とのこと。形状はダブルバレルという、銃身が2つあるタイプのものです。

 また、玄弥は呼吸が使えませんが、師匠である悲鳴嶼行冥のもとで「反復動作」という「全ての感覚を一気に開く技」を習得しました。「反復動作」を行う際に、念仏を唱えています。あらかじめ決めておいた動作をすることで、集中が高まるそう。

「反復動作」は集中を一気に高めることができ、呼吸が使えない玄弥でも巨大な岩を動かせるようになりました。

不死川玄弥は鬼?

 不死川玄弥は鬼ではありませんが、「鬼喰い」という、鬼を食べて自分の能力にするという特殊な能力を持っています。もともと、玄弥は呼吸の才能がありませんでした。そのため鬼を倒せず、追い詰められて鬼を口にしたことから鬼化の能力に目覚めています。

 生まれ持った強くかみ砕く力と消化力によって、鬼を食べて一時的に鬼の体質に変わることができるようになりました。蝶屋敷で玄弥を見た炭治郎は、「短期間ですごく体格に恵まれている……」と身長の伸びた玄弥に驚きを見せています。短期間で成長したのは、鬼喰いの効果の可能性があります。

 この鬼を食べて鬼の力を手に入れられる才能の持ち主は、鬼殺隊でも玄弥ただひとり。玄弥はこの力で上限の鬼2体を追い詰めています。

 上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)との戦いでは、彼の肉片を取り入れて血鬼術を使いました。玄弥の血鬼術は、相手に撃ちこんだ銃弾から木が生え、血を吸いつつ足止めもできる優れたものです。この力により、黒死牟を倒すきっかけを作りました。

不死川玄弥に「かわいい!」の声

 玄弥の初登場は、最終選別の時です。玄弥はそこでいきなり案内役の少女に「刀をよこせ」とつかみかかって炭治郎に腕を折られました。

 その後、刀鍛冶の里で上弦の鬼・半天狗を倒すために共闘したり、兄・実弥に「鬼殺隊を辞めろ」と襲われた時に炭治郎から庇われたりといった日々を通じて、ふたりは和解することに。

 炭治郎が「柱稽古」の際、岩柱・悲鳴嶼行冥の元で修行していた時に、アドバイスしたこともあります。反復動作を教えた時に、「そういえば悲鳴嶼行冥も反復動作の時に念仏を唱えている」と笑った炭治郎に玄弥もにこやかに返しています。

「そうそう南無南無言ってるだろ」

 鬼との戦いの間、つかの間のなごやかなシーンに「かわいい」と母性本能をくすぐられた読者も多かったとか。

 また、悲鳴嶼行冥との稽古後に、炭治郎や嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)と3人で食事をするシーンもみどころです。

 玄弥は、炭治郎に「悲鳴嶼さんも何だかんだでいい人だからな」と落ち着いた顔で事情を話しました。

不死川玄弥・実弥兄弟のすれ違い

 実弥と玄弥の父は妻や子供を殴る「ろくでもなかった」人物は人に恨まれ、刺されて亡くなりました。母は働き者で、小さい体で父から子供たちを守ってくれていました。しかし母の帰りが遅いある夜、狼のようなものが一家を襲います。兄弟たちが殺され、実弥は必死に応戦。夜が明け、殺したのが母親であった鬼であることが分かります。それを見た玄弥はとっさに兄を「人殺し!!」と罵倒してしまいます。

 玄弥はずっとそのことを実弥に謝りたいと思っていました。

「柱稽古」の合間に、玄弥は兄・実弥へ謝罪しようとします。しかし話しかけた兄からは「俺には弟なんていない」と突き放されてしまいました。その上「いい加減にしねぇとぶち殺す」とまで言われます。

その上「鬼を喰ってまで戦ってきた」と玄弥が言ったことで、実弥は「再起不能にするか鬼殺隊を辞めろ」と脅してきました。

 実は、実弥は弟に戦ってほしくなかったのです。実弥の真意は、「自分が鬼と戦うから、弟には幸せに家庭を持って生きて欲しかった」というもの。そのため、弟なんかいない、と突き放してきたのです。

 不器用な思いですが、玄弥も同じでした。「自分も兄を守りたい、つらいことがたくさんあった兄には幸せになってほしい」と考えていたのです。

不死川玄弥に関連するキャラクター

(マグミクス編集部)

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